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放射線技師の就職事情を解説【看護師と比較してみる】

春から新社会人が世に出始めるので、今回は就職事情についてです。

今年一年就職活動をする方の参考になれば幸いです。

国家資格を持っている医療従事者も就職するときは色々と大変なことがあります。

現役の放射線技師で、妻が看護師の僕が、比較をしながら解説します。

仕事 夢

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放射線技師の就職

診療放射線技師の就職先は大きく分けて、3つです。

「病院」、「医療メーカー」、「研究機関」

それぞれに特徴があるので以下に解説します。

病院への就職

もっとも一般的な就職先です。

病院でレントゲン、CT、MRI、などなどの医療機器を駆使して画像を撮影します。

病院の方針や規模の大小にもよりますが、募集は普通1人、多くて3人程度でしょうか??

僕が務めている施設だと倍率は10倍以上になるので、狭き門と言えるかもしれません。

もちろん、就職に際して面接や試験を実施している施設が多いですが、

自分が希望する施設の就職したい場合は、

はっきりいってコネクションが大切です。

ゼミや部活の先輩を通じてなんとか繋がりを探しましょう。

また、施設見学に行くのも良いと思います。

夏休みなど長期休みを利用して見学させてもらって、

自分の顔と名前を覚えてもらうと良いと思います。

医療メーカーへの就職

こちらは、一般企業への就職と同じ流れに乗ります。

医療機器の解説、取り扱い説明がメインタスクになります。

また、病院や研究機関との共同研究に携わる場合もあるかと思います。

放射線機器は高額医療機器なので、メーカーの数も限られています。

国内であればCanon、日立、島津、富士フィルムなど。

外資系であればGE、SIEMENS、PHILIPSなど。

いずれも大手企業に限られ、さらに採用される人数自体も一般職のように多くはないので、

病院への就職よりさらに狭き門と言えます。

研究職に就く

ここが一番遠くて狭い門だと思われます。

大学院で学位を取得し、その後自身で就職口となる研究機関を見つけなければいけません。

研究機関は基本公募なので、競争も激しくなります。

雇用も任期が設定されていたりと非常に不安定といえます。

しかしながら、研究環境は一般病院は雲泥の差があります。

自分で突き詰めていきたい研究があるなら、この道を考えてみても良いかもしれません。

 

看護師の就職

看護師は医療従事者の中で就職に関して最強の資格です。

どこの土地でも働けるし、年齢がいくつになっても大丈夫です。

実はぼくは、妻が看護師です。彼女の施設では、

夜勤専従の80歳の看護師さんがいらっしゃったそうです。

また、看護師は女性が圧倒的に多く、

結婚や出産を機に一旦職を離れる方もいらっしゃいます。

なので、どんな施設でも毎年一定数の求人が出されます。

とういうことで、看護師の国家資格をもっていれば、

どんな土地でも就職に困ることはないと思われます。

放射線技師と看護師の比較

現在、ほとんどの施設で看護師は人手不足です。

「うちの病院は看護師バッチリ足りてるよ」という話は今まで聞いたことがありません。

看護師さんは慢性的な人手不足です。平成26年の実績でも需要に届いていません。

看護師 需要 供給

僕が務めている施設でも、慢性的な人手不足です。

そのため就職自体はとても楽なのですが、

有休消化率の低さや日中の多忙さが現在問題になってきています。

看護師はきつくて、忙しい仕事の代名詞の一つとなっているように感じます。

特に、首都圏で人手不足が顕著なようです。

看護師数 対人口比

 

一方で、放射線技師。

僕がいる北海道では完全な供給過多状態です。

これは、放射線技師の養成機関が増えたからです。

北海道では十数年前は一つだった養成機関が、現在では三箇所に増えています。

そのため、単純に成り手も3倍です。

しかし、需要はそうは増えていません。

全国的にも、似た傾向があるようです。

 

前述したとおり、実際の就職はコネクションが大切なので、

その学校が持っている力が重要になってきます。

放射線技師を視野に入れている人は、その学校からどんな病院、

会社、もしくは機関に就職しているか徹底的に調べあげましょう。

ちなみ、施設規模が大きい方が給料は高い傾向にあります。

ということで、今回は放射線技師の就職状況について解説いたしました。

最近は国家資格を持っていれば安泰という様なご時世ではありません。

就職後にも勉強を続ける必要は、どの業界にいっても同じかと思います。

今後、放射線技師を目指す方の参考になれば幸いです。