プレゼンでよく使うグラフとその効果

プレゼンテーション資料でデータを効果的にみせるためには、グラフの活用は避けて通れません。

本記事では頻繁に使うグラフを紹介するとともに模擬データを使って実際のグラフ化した時の効果を確認していきます。

プレゼン グラフ

 

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散布図

データのバラツキや傾向をさっと確認するのに便利です。

測定データが出たら散布図をとりあえず作っておおよその状態を把握し、測定方法に問題ないか、などを確認んするのにも使えます。

今回は体重とMRIで計測した頸動脈の血流速のデータを散布図化します。

test_data

↑グラフで使っているExcelデータです。練習用にどうぞ。クッリクでダウンロードできます。

散布図

パッとみた感じ一定の傾向のないバラバラなデータにみえます。

実際に体重と頸動脈の血流速に関連性があるかないかは相関係数を算出する必要があります。

また、グラフに近似曲線を乗せることも多いです。

 

折れ線グラフ

時間経過のデータの変化をみるのに適しています。

例えば毎日の体重や、血液データの値などです。今回は、MRIの検査件数を模擬したデータとしました。

折れ線グラフ

概ね緩やかな右肩上がりですが、2014-2016にかけて検査件数が大きく上がっていることがわかります。上段に表も示していますが、数値を目で追うよりもグラフの方が圧倒的に早く件数の推移を確認できます。

 

積み上げ式棒グラフ

折れ線グラフでは件数のみの表示でした。

もう少し中身も知りたいという時に積み上げ式棒グラフは便利です。

脳外科は一定して多いこと、整形外科がここ数年に件数が増えていること、全体の件数が年々上昇していることが把握できます。

積み上げ式棒グラフ

情報量が多い分、少し雑多な印象になるのがネックです。

対策としては、例えばこの模擬データであれば、3年飛ばしで表示させるのも手かしれません。トライしてみてください。

 

円グラフ

これは、(%)を比較するのに便利です。今回は検査件数全体に占めるシェアとしてます。

円グラフ

穴あき円グラフの方が便利で中心にデータを書き込めます。

また、円グラフは比較的大きなスペースが生まれるので、そこに具体的なデータを追記しておくと理解が深まると思います。

プレゼンソフトでグラフを編集

データの追記はExcelでもできますが、

プレゼンソフト上で行った方が手早くできると思います。

色の合わせ方はスポイト機能を使ってください。

↓を参考にしてください。

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グラフ編集

 

箱ひげ図

これはちょっと複雑なので、ゆっくり説明します。

箱ひげ図は学会では頻繁に目にするグラフですし、近年のカリキュラムでは高校の数学Ⅰで習うようになっており、必ず把握しておかなればならないグラフです。

箱ひげ図は各グループのデータを比較するのによく使われます。このグラフは一度にたくさんの情報が提示できるわりにスッキリとしていて非常に便利です。

模擬データをみると、脳外科の件数は圧倒的に多いのはわかるので、脳外科を除く3グループ(整形外科、神経内科、その他)を比べます。

箱ひげ図

 

表ではもはや解読不能ですが、グラフにすることで全体像が簡単に把握できますね。

整形外科は振り幅が大きいこと、神経内科が他の2グループと比較して件数がすこしだけ少ないことがパッと見でわかります。

以前はExcelで箱ひげ図を作るのには手間がかかったが、Excel2019ではワンボタンで可能となっています。

excel 箱ひげ図

 

箱ひげ図でわかること

  • データのばらつき、まとまり
  • データの中央値
  • データの最大値、最小値 (はずれ値のぞく)
  • データ内のはずれ値

 

では、少し細かい部分を説明していきます。

  • 中央値;データを順位で並べた時の真ん中。今回ならデータ数11なので6番目が中央値
  • 第1四分位;データの25%目の順位のところ。今回なら9位のところ
  • 第3四分位;データの75%目の順位のところ。今回なら3位のところ

箱ひげ図 解説

四分位(しぶんいすう)は求め方がいくつかあるそうで、ざっくりとした所を覚えておけばOKです。

はずれ値の定義

  • はずれ値の範囲 = 第1,3分位数 ± 1.5 × 四分位範囲
  • 四分位範囲 = 第3四分位数 – 第1四分位数

”その他”のグループで考える。

  • 上限 = 1523 + 1.5 × (1523 – 1346) = 1772
  • 下限 = 1346 - 1.5 × (1523 – 1346) = 1097

となる。ちょっと面倒です。

なので、図示します。

箱ひげ図 解説

箱ひげ図本体の上下にそれの1.5倍の面積の箱を置きます。

それが正常値範囲です。それ以外ははずれ値となります。

箱ひげ図では、さらに統計的な処理を書き加えて提示するのが一般的かと思います。そちらはいずれまとめたいと思います。

 

とういことで、今回はいくつかのグラフの特徴を解説しました。ぜひ、データを効果的に観せてください。

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