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実力を上げたいなら一歩外へ出でよう。【病院外の仕事の3つの意義】

今回は、病院外でのお仕事の話です。

学会であったり研究会への顔を出すのは時間もお金も使うことになります。

実際、ほぼ手弁当で行かなければいけない場面も多く、なにもそこまでしてやらなくも良いのでは??と、僕自身疑問を持つこともしばしばです。

メリットを得られない事を継続するのは難しいですから、今回は病院の外での活動がどんな良いことを自分にもたらしたか、というのをぼくの実体験をベースに解説します。

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病院は閉鎖空間、他の病院は外国

明るい

少しエキセントリックな見出しですが、これが本音です。

病院という組織はとても閉鎖的です。

日常的に仕事で顔を合わせるのは少数の決まったスタッフのみで、病院内で外部の方と接するのは多少の出入り業者さんくらいです。

業者さんとやり取りをするのは、各部門の責任者の立場の人達なので、そういう立場まで出世しない職員は定年退職まで名刺も作った事ないという人も相当数います。

さすがに、一般の会社ではあり得な状況でしょうね。

 

そのくらい外部と関わらなくても、ある程度は成立してしまう職種ということです。

まずこれが一つ目の大きな問題点。ちょっと乱暴に言うと、社会人として育ちにくい環境ができあがってしまっています。

これを解消するには病院の外に出て様々な人に会うしかありません。

 

ぼくは今まで3つの病院を経験しました。

一つ目は新卒で就職した、消化器系の病院。内科と外科があって、急性期が100床、慢性期が50床くらい。そこに3年間お世話になりました。

二つ目は、同じ地域の基幹病院。病床数は350くらいだっと思います。メインはがん診療。そこで10年くらい。

その後、三つ目ですが、これは病院の統廃合で、急性期の脳神経外科、循環器、心臓血管外科が加わり、自動的に3つ目病院を経験することになりました。

で、今に至る。

 

日本の医療制度ってエビデンスに基づいて行われるようになっているし、各検査や治療には保険制度で同じ価格に統一されていますが、実際の中身の質は施設毎にかなりの差異があるんですよね。

 

具体的な例を実体験からお話します。

一つめの病院は消化器に特化した病院で、今考えると、胃と大腸については先進的なものを多分に取り入れていたわけですね。

そこには3年間いたわけですが、先輩達から色々指導していただいて、そういった技術や知識を自分の中に蓄積していった3年間でした。

放射線技師は5人でしただ、みんなだいたい同じように撮れるし、綺麗な画像を提供できていたわけです。

でも、僕自身は新卒で入っているので、それが当たり前だったんですね。

 

そんな中、二つ目の病院に移ってみると、当時4年目に入ったばかりの僕が消化器系の撮影技術では、その施設の先輩達よりできる部分が結構あったわけですね。

当時の僕は “な~んで、こんなこともできないんだろう。。。。”と困惑したのを覚えています。

”こうやればできますよ。” と説明しても、その方法や利点がなかなか伝わらないですね。

今までやってこなかったものを急には受け入れてもらえないですしね。

なんとなく、”文化が違う” というのが一番しっくりきます。

当時のぼくは消化器系以外の知識はスッカラカンだったので説得力にも欠けていたと思いまし、仕方のないことでもあります。

 

三つの病院は、脳疾患と循環器疾患の急性期治療をメインとする病院とがん診療をメインとする病院が統廃合でくっついたわけです。ぼくはがん診療がメインの病院に所属していました。

こうまで特色の違う病院がくっつくと色々あるんですね。一筋縄ではうまくいきません。

お互いの主張がまったく噛み合わない事が多くルール決めは難航を極めました。ほんと外国人と話しているみたいでした。

 

ですが、僕は一度、施設を移っている経験活きたのか、色々な変化をわりとすんなり受け入れることができたんですね。

それともう一つ。色々な勉強会に顔を出してこれから必要になるであろう技術の情報収集は怠りませんでした。さらに、多くの人から他施設での工夫を聞いてまわりました。

これらがとても役立ちました。自施設内にこもっていては到底不可能なことだったと思います。

結果として、いろいろな知識を新たに吸収することができ、自分の実力をあげることができたと思っています。

実際、今は新卒から10年以上携わってこなかった、脳神経外科の急性期の検査が一番得意な分野となっています。

 

はっきり言って転職にも有利

さて、そんな閉鎖的な空間である病院の外へ出てみると、いろいろな方と知り合うことができます。自分の持てる知識には限界があるので、研究会など人脈を作っておくと、困った時に相談することができるのでとても助かります。研究会や学会参加の本分はこういうことだと思います。

でも、今回はすこし違った側面にフォーカスします。

人脈作りは、転職の際にがっつりと効いてきます。まずは、顔と名前、そして、どんな仕事をしているかをしてるのかを覚えてもらう。これはとても重要な事です。

医療職業界は、人の移り変わりが多い業界です。技術職なのでヘッドハンティングで引っ張られて施設を移る人もいらっしゃいますし、自分から環境を変える人もいます。

転職

 

ヘッドハンティングされるには、世間に自分の実力、実績を示す必要がありますし、自分から環境を変えるには、今まで築いてきた人脈に頼った方がより良い環境に飛び込めます。

 

例えば、キャリア10年での転職を考えます。

  • CTで実績を積み上げてきたAさん。
  • とくにこれといった実績のないBさん。

自分が採用担当なら、どちらを採りますか??

 

実際、ぼくの上司は中途採用の時は過去実績をかなり調査するそうです。是非、外に出て実績と人脈を作ってください。必ず自分の資産になります。

ライバルと仲間をみつけよう

前述の通り、病院はとても閉塞した空間ですから、仕事で行き詰まる場面が必ず出てくるんですね。メンタル的にも ”なんかイマイチだな~”  という時期がきっときます。

そういう時は外に出て見つけた仲間に相談しましょう。研究会や学会に顔を出す人は割と似たような感性で行動しているので、仲良くなりやすいですし、親身になって相談にのってくれます。

プレゼンをすることで得られる3つの良い事
やっぱりメリットのない作業はやっていてもつらいので、どんな良い事があるかイメージしておいた方がモチベーションにつながります。プレゼンを作成・発表をするとこんないいことがあるよ、とういことについて解説します。

それともう一つ、良きライバルを探しましょう。

ぼくは基本的に負けず嫌いなので、そういうライバル頑張っている姿を見ると自分のモチベーションなります。

できれは同年代が良いと思います。こういった仲間やライバルは、”同志” とう言葉が一番にあうような気がします。

一緒にお酒飲みつつも、負けられないライバルって良いと思いませんか??

仲間

 

ということで、今回は病院の外の世界での仕事のメリットでした。

自施設で行き詰まりを感じている医療スタッフの方々、是非、外の世界を観にでかけてみてください。はじめは辛いかもしれませんが、必ずいい事ありますよ。