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病院におけるPDCAサイクルを考えてみた

今回は病院におけるPDCAサイクルを考えてみます。

PDCAサイクルはビジネス用語として定着している感がありますが、古くは第二次世界大戦時から使用されていた、との説もあったりします。

結局のところ、出所は諸説あってはっきりとはしないようですが、かなり古くから用いられ仕事における普遍的なものであることは、容易に想像できます。

 

実は、病院職員というのはこういったビジネス用語にとても疎いのです。

5年目の後輩に「PDCAサイクルって知ってる??」って聞いたら、

「なんですか??体の代謝に関する用語ですか??」

と言われました。まあ確かにありそうですどね。

 

PDCAサイクルは医療職者は覚えておいて当然損はないし、色々な場面で応用が効くと思うので、自分なりに考察してみました。

PDCA

  • 研究発表はPDCAサイクルににている
  • 一度回りだすと止まらない
  • フィードフォワードの視点を入れてみる

 

研究発表はPDCAサイクルににている

PDCAサイクルの概要は以下のとおりです。

Plan:計画、Do:実行、Check:検証、Action:改善

なんかこれ研究発表の

背景、目的、方法、結果、考察、結論、limitaion

に似ていると思いませんか??

背景 + 目的= Plan(計画)

方法 =Do(実行)

結果 + 考察=Check(検証)

結論 + limitation = Action (改善)

と、置き換えることができそうです。

PDCA

実際、PDCAのC = Check を S = Study (研究)に置き換えて、PDSAとした方が良いのでは??

という意見もあるそうです。”なるほどな” といったところですが、

僕としては A = Action (改善)を I = Improve (改善)にした方がしっくり来るんですけどね。

もやは、一般に定着している用語なので仕方がないかな~、という感じです。

 

一度回りだすと止まらない

さて、PDCAは病院での我々の仕事にも取り入れることができそうなので、

ちょっとシミュレーションしてみましょう。

 

MRIの待ち時間短縮を想定いたします。

急性期病院のMRI室は大抵忙しく、患者さんの待ち時間が長くなってしまいます。

申し訳ない限りです。

 

まずは、ノーコストでできることとして、画像を撮る条件(撮像条件という)を調整することで、待ち時間の短縮を図ることにします。

結果として、5%の時間短縮が得られました。

ただし、MRIは撮像時間を削りすぎると画質に影響します。

少しやりすぎてしまい依頼先から多少のクレームがありました。

PDCA

 

 

そこで、次です。

短時間で綺麗な画像を撮れるソフトを導入して、短時間化と画質改善を両立するようにPlanを立てました。

結果としては、良好な画像と待ち時間の短縮が得られ、例えば急患の受け入れ拡大などに繋がるかと考えられます。

PDCA

 

実際には、ソフト導入のコストパフォーマンスまで踏む込む必要があり、さらなるPlan立てから、PDCAを繰り返す必要があります。

このようにPDCAサイクルは止めずに繰り返し回してこそ、仕事が洗練されて行くわけです。これをスパイラルアップと言います。

こんな感じで、病院での業務に充分活かせますし、研究計画にも応用可能です。

フィードフォワードの視点を入れてみる

PDCAは無限ループで回すことができる手法ですが、課題の抽出は基本的にはフィードバック型です。

フィードバック型である問題点は、繰り返し行い続けると

課題抽出が重箱の隅をつつくようなものになってしまいます。

つまりはPDCAの行き詰まりです。

そこで、フィードフォワードの考え方を導入すると良いと思います。

フィードフォワードは文字の通り先を見据えて、前向きに行動することをいいます。

  • これからどうする??
  • どうしたらうまく行く??
  • 次にどうする??

という、視点で意見を出し合い、あくまで前向きに物事考えます。

なので、ネガティブな発言はご法度です。

もちろん着地点の設定は必要です。その仕事の目標・目的ですね。

また、考えた後に行動をしないとどうにもなりません。

いわゆるActionですね。

とういことで ”FFA (Feed Forward) サイクル”  や、単に”フィードフォワード”でググるといくつかのweb資料がでてきます。

good

フィードフォワードは概念が比較的新しいようで具体的なメソッドについての資料が乏しいようです。これから増えていくのでは??  と期待しています。

何か良い資料を見つけたら勉強して記事をアップいたします。

 

ということで、今回は病院におけるPDCAサイクルについて考えてみました。