函館はノスタルジーな街並みと美しい夜景を有する屈指の観光都市です。実はグルメもとても充実していて、北海道内でも独特な食文化を形成しています。
おそらく、函館は北海道の南端に位置し、札幌とは243kmもの距離があるためその独自性が作られたと考えられますが、美味しいものが多すぎるゆえに目移りして困ってしまいます。
北海道を訪れる方は、他の都市(札幌、小樽、旭川など)も一緒に訪れる場合も多いと思いますので、函館でしか食べられないものを食べておいた方が良いかと思います。
この記事では、北海道民の目線からみら”函館で食べておきたいもの”をまとめます。効率の良い北海道旅行の食計画の参考になれば幸いです。
ラッキーピエロ
函館およびその近郊で展開しているハンバーガーチェーン店。
通称 “ラッピ”。
看板メニューはチャイニーズチキンバーガー。
鳥の唐揚げに独特の甘辛いタレがまぶされており、レタス、マヨネーズとともにいただく。
タレとマヨネーズの相性が抜群。
ラッキーピエロ マリーナ末広店 (トリップアドバイザー提供)
ラッキーピエロ マリーナ末広店 (トリップアドバイザー提供)
オーダーを受けてから始める手作り調理が基本なので、多少の待ち時間はご愛嬌。
時間を短縮したい場合は電話注文で予約した上での、take outが便利。
ほどんどのメニューがtake out可能
天気が良ければベイエリアでのベンチで海を見ながらなんてもの良い思い出になるかも。
バーガーも種類豊富ですが、その他にもスパゲッティ、カレー、カツ丼、ソフトクリームなどなど多種多様なメニューがある。
店舗によって多少メニューが違っていて、あんかけ焼きぞばを提供している店もある。
また、外観、内装も店舗によって差があって、それを観察するもの一つの楽しみ。
ラッキーピエロ マリーナ末広店 (トリップアドバイザー提供)
当然、一回や二回の訪問ではまったく機会が足りず、函館に行くたびに訪れるお店になってしまう。
レジ周辺にはお土産用のグッズが陳列されており、値段も手頃でありがたい。
自分用の買ったマグカップとグラスは10年来のご愛用品。
グラスは350mlのビールがぴったり収まるサイズ。
ハセガワストア
ラッピ同様に函館およびその近郊で展開されているコンビニエンスチェーン店。
通称”ハセスト”。経営母体は北海道が誇るコンビニ大手のセイコーマート。
ここの売りはなんといっても、”やきとり弁当”。
安ウマな函館ソウルフード。
函館出身の友人は帰郷すると必ず食べるとのこと。
やきとりといってもの北海道は豚精肉が基本。
焼き鳥屋でもファーストメニューは豚精を書いている店が多い。
ハセストのやきとりの調理は各店舗ごとに行われており、出来立てを買うこともできる。
基本は焼き鳥3本、海苔とご飯。
味付けはタレと塩の二種の味付けがあるが、お願いすればタレを2本、塩を1本とか上級者アレンジがある。
イートインコーナーを設置している店舗も多いので、店内でさっと食べて行くことも可能だし、焼き鳥のみをテイクアウトすることも可能で部屋飲みのつまみに最適。
もちろんビールetcなども取り揃えられているので部屋飲みの予定がある方は近場のハセガワストアをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ちなみベイエリアではハセストとラッキーピエロが並んでいるところがある。
函館で泊まるならラビスタ函館はオススメ。朝食が抜群!!! 日本一をとったこともある。

イカ刺し(イカソーメン)
函館のイカ刺しは北海道の他の都市とはちょっとレベルが違うと思う。
正直、北海道ではどこに行っても美味しい魚介類は食べられる。
特に沿岸の街であれば海鮮系の料理を売りにしてるお店が多いので、言わずもがなそのレベルは高い。
その中でも函館のイカ刺し(イカソーメン)は群を抜いていると思う。
まず、鮮度が段違いに良い。
新鮮なイカはコリコリとした食感になるもを皆さんはご存知でしょうか??
ぜひ堪能していただきたい。
馬子とやすべ (トリップアドバイザー提供)
イカの内臓(イカゴロ)を一緒に提供してくれるお店もあるらしく、次の機会には是非自分もトライしたいと思っています。
ちなみにイカゴロを醤油にといてそれでイカ刺しをいただくらしいです。
いままで、何箇所かでイカ刺しといただきましたが、函館のイカ刺しは地域ブランド化しているのでどこにいっても美味しい。朝一なんかも有名です。
塩ラーメン
北海道はラーメンがブランド化していますが、街によって趣が大きく異なる。
札幌=味噌、旭川=醤油、釧路=あっさり醤油、苫小牧=カレー、
そして、函館は ”塩” がざっくりとした区分。
函館の塩ラーメンは透き通るような透明スープはあっさり塩味で、そこにお店ごとのアレンジが加わっている。
有名店としては “あじさい” が一番にあがる。
五稜郭にある本店では、昨年の北海道南部地震の時にも、店をあけ、塩ラーメンの在庫を無償提供したそう。頭が下がります。
先日、函館を訪れた時に、塩ワンタン麺のいただきましたが、やはりうまい。
しかも、以前より美味しく感じた。
最近はこってり系のラーメンがちょっと苦手になってきているので、そのせいかも。
また、食べたい。
”あじさい” は千歳空港、および札幌駅近くのビルにも店舗を展開している。
地元密着の昔あるお店で、僕がおすすめなのは、
”函館ラーメン 鳳蘭”
昔ながらの町のラーメン屋の装いで、あっさりした、懐かしさを感じる味わいでした。
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もちろん、まだまだたくさんお店があります。
自分好みの一店を探すのも旅の楽しみの一つではないでしょうか?
五島軒のカレー
函館の老舗洋食店。創業は1879年(明治12年)と100年を超える歴史のあるお店。
ディナーは本格的なフランス料理やロシア料理のコースがメインだが、日中帯はリーズナブルなランチコースも提供されている。
本店は函館山ロープウェイの乗り口からほど近く、周辺を散策がてらに立ち寄るのに絶好な立地。
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ぼくは以前、看板メニューであるイギリス風カレーをいただいた。
じっくりと煮込まれて充分なとろみあがるルーがステンレスの容器で提供されます。
味は中辛といえども、尖った辛さはなく、全体にマイルド。店の内観と相まって、他では味わえない”上品にいただくカレー”といった趣。
もちろん他のカレーのメニューもあり、一回の来店では足りないところ。
五島軒のカレーはレトルト商品がとても充実していて楽天やAmazonでも購入可能。
函館に行く前にお試しでこちらを食べて、気に入ったらそれを食べに行ってみるもの良い作戦かと思う。
もしくは、函館から帰って旅の思い出に浸りながらレトルトカレーを、ってのもまた一興。
函館は北海道でも早くに開拓された土地で外国との交流も多くその文化を受け継ぐお店だと思います。函館のノスタルジーな雰囲気を代表する一店。
今回は、函館に行かないとちょっと食べられないご当地グルメについてまとめました。
函館だけでも完全に食事の回数と胃袋が足りないですね。
それに、北海道の旅行は、とにかく移動に時間がかかりますので効率的なグルメ計画の手助けになれば幸いです。