今回は、プレゼン初心者が気をつけたい発表時の注意点についてです。
ぼくはいつも後輩の初プレゼンの前には、
迷惑にならない程度の大きな声で。
プレゼンをする時の声の大きさはとても大切です。
もちろん、小さな声よりはっきりとした大きな声で発表する方が確実に聴衆に伝わります。
時々、消え入るようなか細い声でのは発表がありますが、あれはNGです。
まったく伝わりません
演題にはマイクが設置されていますので、めちゃくちゃ大きな声で話す必要はありませんが、ある程度の音量は必要です。
学会発表時は演題でのリハーサルは基本的に行えませんので、
他の演者さんの発表を聴きながら、
マイクの設定の様子をみて、自分のボリュームを考えておく必要があります。
発表中、ずっと同じ音量というのも、あまり良くありません。
ある程度の抑揚をつけて話した方が、伝わりやすいと思います。
たとえば、
その発表で一番大事な部分や、強調したいことは少しボリュームアップ。
聞き流してもらえば良い部分はボリュームダウンといった感じです。
緊張はむしろした方が良い。
初めての人前での発表は誰でも緊張するものだと思います。
実際に僕もとても緊張しました。
演題の裏で足が震えたのをよく覚えています。
しかし、ほど良い緊張感は、良いパフォーマンスの必須アイテムです。
緊張は交換神経(体を活発にする方の神経)の働きが盛んになります。
この状態が長く続くと体はこわばります。
この状態が長く続くと、はやり脳もオーバーワークになり働きが落ちていきます。
なので、副交感神経(体を鎮める方の神経)もしっかりと働く状態が良いそうです。
しかし、リラックスしすぎもダメです。
その状態も、脳は良いパフォーマンスを出せません。
つまり、”緊張感の中にもリラックス” 状態が理想です。
交換神経と副交換神経が同じレベルで働く状態が理想なようです。
スポーツ選手がいう、いわゆるゾーンの状態ではよく”ボールがゆっくり見える” といいます。
その状態が究極の理想形です。でも、この状態を作るのは至難の技です。
ぼく自身が ”今日の俺、ゾーンだな” なんて感じたことはありません。
ぼくの実体験で、一つ確実に言えることは、
事前に全く緊張しなかった時の本番はグダグダになる、
ということです。これは毎回そうです。
多分、前述の交換神経、
なので、最近は事前にある程度緊張するように、しっかりとイメージトレーニングをしてから望むようにしています。
あとは、出来るだけこの状態に近づける訓練の重要です。
そういう場に立つ回数を増やして、自分を鍛えてください。
正直、良いプレゼンには”場慣れ”も大切な要素です。
自信がなさそうなのは一番ダメ。
プレゼンの時は、演者の立ち振る舞いは大切です。
一番ダメなのは ”こいつ自身なさそー、、、” と見られることです。
そう見られるということは、下を見て伏し目がちで、
声は小さく、ぼそぼそとしゃべっている、、、
そういう立ち振る舞いは、すぐに治しましょう。
自身過剰はいけませんが、多少のハッタリは大事です。
だいたい、自分の仕事を突き詰めて発表するわけで、
そこの分野に関しては多少なりとも見識があるわけです。
ドンと構えていいと思います。
ちなみに、発表原稿を読むと、下向きでぼそぼそとした発表になりやすいです。
なので、全くおすすめできません。
心理的にも、原稿を頼ってしまいますしね。
良いハッタリをかますためには、準備が一番だと思います。
プレゼンの練習を徹底して行ってください。
いい準備ができていれば、それが自身となって本番で表に現れて来るはずです。
とういことで、初心者がプレゼンに臨む時の3つの注意点についてでした。