先日、仕事の関係でイタリア ミラノを訪れました。
仕事も充実し、幸いにも、観光する時間も充分にとれて、とても有意義な旅となりました。個人的に海外旅行は2回目。ミラノはもちろん初。
今回はイタリアでの食事のマナーとミラノで食べたものをまとめます。
ちなみにお店は全部リーズナブルな価格設定のところでのお話です。
イタリアの食事の基本形 フルコース
- 前菜
- 第一の皿:パスタやリゾットなど
- 第二の皿:お肉やお魚
- 付け合わせの野菜など
- デザート
- 飲み物
基本、この形式だそうです。ですが、4泊中一度もこの形式では食べておりません。
イタリアでの夕食は、ゆっくり時間をかけて、お酒を飲みながら食べるスタイルで、夕食は一皿がかなり大盛りです。
僕は、割と量を食べる方なのですが、第二の皿まで食べれば絶対にお腹いっぱいです。
サラダひとつとっても、女性にとっては量が多すぎることが予想されます。
そういった時は、店員さんに「シェアで食べたい」と申し出ればOKです。
ランチは当然この限りではなく、パスタ+飲み物とか、ピザだけとかで提供されています。
また、ミラノで是非訪れてみたいのが、ハッピーアワー。イタリア語では“アプリティーボ”といいます。
これはドリンクを頼むと、ピザやおつまみがビュッフェ形式で食べ放題になるサービスです。これだけで充分お腹いっぱいになれるようですね。
ミラノの夕食時間は20:30くらいと少し遅めです。
それまでの時間は、お酒を飲みながら過ごすのですが、その時の食事の提供が色々と進化してこの形式になったそうです。
街中のレストランでは多くのお店でアプリティーボが展開されています。散歩がてら気に入ったお店に入ってみるもの良いかと思います。
イタリアの実際の食事を紹介
基本的には、泊まっていたホテルから歩いて行ける距離のレストランを訪れてみました。
郊外のホテルだったので、お店の雰囲気はどこも“地元民が利用する居酒屋”的な雰囲気でした。
どこのお店も美味しくて、満足のいく食事が楽しめました。
では、以下に実際の食事をご紹介します。
朝のコーヒーとパン
イタリアのコーヒーと言えば“エスプレッソ”。
これを飲まずにはいられません。毎朝、近くのカフェにコーヒーを飲みに行ってました。カフェでの挨拶は“Chao”でOKです。
”Coffee”とオーダーをするとデフォルトでエスプレッソが出てきます。
僕は、苦いのがちょっと苦手なので、とりあえずカプチーノをオーダー。
ちなみに、イタリアではカプチーノは朝限定の飲み物だそうです。お値段は、1.5€くらい。とても安いです。
カフェのスタイルが独特で、カウンターで、立ち飲みでコーヒーをいただくスタイルが主流。
さっとコーヒーを飲んで、支払いを済ませて帰っていくので、お客さんはどんどん回転します。
日本でも、この形式は流行るのでは??と思ってみていました。
テーブル席につくと料金が上がるようです。
カプチーノ。さくっと綺麗にハートマークを作ってくれた。
パンも陳列されていて、各々、自由にとって最後にお会計という形式でした。
ものすごく陽気なお兄さんと、そのお母さんの二人できりもりしているお店で、雰囲気も良く毎日お世話になりました。ありがとうございました。
一度だけ、エスプレッソも挑戦。カスタードクリーム入りのクロワッサンをあわせてみた。
ちなみに、一日目は移動と観光で疲れきってしまい、スーパーで買った、チーズとビールをいただいて寝てしまいました。
イタリアのビールはこちらがおすすめ。
シーフードレストラン de Leo
ミラノ二日目に行ったレストラン。シーフードメインのレストラン。
いたってリーズナブルな価格設定。
ここもあくまで、カジュアルなレストラン。
家族連れもいたし、ビジネスマン風の方一人もいたし、僕らが食べ終わりくらいに老夫婦がいらしたり。
地元に根付いている感じのお店。
ここでいただいたのは、第一の皿、牡蠣(合計4個を二人でシェア)。
メインとして、僕は、貝類のパスタ、もう一人はイカスミのパスタ。
そして、店員さんに勧められたシーフードのフライ。これにスパークリングワインを一本。
僕は北海道なので魚介にはちょっとうるさいのですが、どれも美味しかった。
牡蠣も鮮度が良く、お酒と良く合う。
パスタも魚介の出汁が効いていて、さすが本場といった感じ。
シーフードフライは、想像通りといば想像通り。でも、しつこい脂ではなく、爽やかにいただけるフライだった。
お会計は、一人50€程度だったと思う。いずれにせよそんなに高くはない。
ビストロ サポリ ソラーリ 【Sapori Solari – Salumeria Bistrot】
ミラノ三日目の夜の食事。昨日は海の物だったので、今度は”肉”を。しかも、生肉を!!
牛のタルタルをメインいただきました。
そのほか、前菜としてサラダ、そしてハムの盛り合わせをシェアで。
そして、もう、一人は馬肉のタルタル。味見させてもらいましただ、どっちも美味。ミラノ最高。
これに赤ワインを合わせて、会計は65€くらいだったと思う。
夕食が早めの僕らの食べ終わりくらい、店内はほぼ満席に。人気のお店なのかなと思います。
ナイスガイな店員さんと掃除の行き届いた店内で心地良い時間でした。
けっして、お高いワインではなかったものの、とても美味しかったです。
それにしても、ハムもサラダもすごい量でした。実質、この二つでお腹はパンパン。
ハムもサラダもすごい量。味はバッチリ旨い。野菜も新鮮で味が濃い。
牛のタルタル。赤ワインとの相性は完璧。
ピザ店 Mezza Luna
ピザがメインのお店。
せっかくのイタリアなのでピザを食べないわけにはいかない。
とりあえず、第一の皿として、ムール貝を。
シンプルなワイン蒸しがヨーロッパでは定番の料理ですよね。
そして、僕はマルゲリータを、もう一人は、ミラノ風リゾットを。
ミラノ風リゾットの淡い黄色はサフランの色です。
ずっと昔に、チーズリゾットにいたずらでサフランを入れたら思いの外美味しくて、それがそのまま残ったとの説明を市内ツアーのガイドさんが教えてくれました。
まずはムール貝が到着。なぜか、パン粉がまぶしていて、オーブンで焼いている。
完全にオーダーを間違った、、、
二種類あったムール貝料理のうち違う方を頼んでしまったらしい。
まあ、こんなこともある。味はもちろん美味しい。
そうこうしていると、ピザが到着。当然、美味。ソースはあっさりした味付け。
イタリアではピザはシェアで食べるものではなく、一人一枚が基本とのこと。
これだけで、お腹は一杯。
しかしながら、どうしてもムール貝のワイン蒸しが食べたいと、追加オーダーすることに。
そうすると、“第二の皿食べているのに、もう一回頼むのか??”と結構強めに聞かれました。
おそらく、イタリアでこのようなオーダーの仕方はタブーなのでしょう。
日本の居酒屋文化で育っている身としては、ちょっと不便を感じる。
ピザの食べ終わりくらいに、ムール貝が運ばれてきました。
やっぱりうまい。白ワインが進む。
ここのお店は樽からワインをデキャンタで提供してくれるお店でした。安いのに旨い。
そういえば、僕らの食事中に地元もおっちゃん達の団体がきていました。おそらく地元のリーズナブルな居酒屋的なお店なのでしょう。お会計も一人30€くらいで、とても親切なお値段。
Google mapのレストランの評価はあてになる
ちなみに、一度、スフォルツェスコ城のカフェでスパゲッティをいただきましたが、至って普通のお味。トイレは有料だし、あんまりおすすめできないですね。可能であれば少し郊外の地元密着のお店の方が楽しめるのではないかと思います。
海外だと食べログやホットペッパーでの検索ができないので食事をどこにしようか困ってしまいます。
しかし、”Google map上でのレストランの評価はけっこうあてになるな”、と思いました。
写真で店内の様子もよくわかるし迷わず行けるし便利です。
やはり、通信環境は大切です。ヨーロッパでのおすすめSIMカードです。4Gで通信速度も問題なしです。あまったデータは日本でも使用可能ですよ。
あとは、ベネチアで食べたジェラートと魚介のスパゲッティも美味しかった。
ベネチアは日帰りではなく、何泊かでまた行きたい。イタリアは本当に食事が美味しくて最高だ。


