先日、仕事の関係でイタリア ミラノを訪れました。仕事も充実し、幸いにも、観光する時間も充分にとれて、とても有意義な旅となりました。個人的に海外旅行は2回目。
ミラノはもちろん初。時間がないなかでも市内の重要スポットはまわりたい。そこで、VELTRAのオプショナルツアー【ミラノ市内半日ツアー】に行ってきましたのでレポートします。
オプショナルツアーとは??
オプショナルツアーとは、海外の現地での観光などを追加で申し込むツアー方式。トラベルコなどから検索可能。例えば、ミラノであれば市内の観光ツアーやサッカー観戦ツアー、ベネチアへのツアーなどなど、多種多様にあります。昨年行ったフランス パリでは、片道4時間のモンサンミッシェルへのツアーなどがありました。
観光名所を手軽かつ効率的に回りたいときには、もってこいのシステム。その他、空港からホテルまでのタクシーなどもオプショナルツアーで申し込むことができる。ほとんどがweb可能。価格は内容によって千差万別。
ツアー概要
VELTRAミラノ市内半日ツアー 日本語ガイド付き
価格 116€ (日本円で¥14,000弱)
内容
- ドォオーモ 礼拝堂見学(上には登らない)
- ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガッレリア 散策
- スカラ座 見学
- サンタ・マリア・デッレ・グラッチェ教会 見学
- 最後の晩餐 見学
施設間のバス移動
全編にわたる日本語ガイド付き
全体での所用時間3.5時間程度
日本語のガイドさんの説明がとても良かったです。
やはり、ミラノの歴史は深いので各施設にたくさんのエピソードがあり、それらを詳しく且つ簡潔に説明してくれます。
さらに、上述の施設だけではなく、移動中の道にもたくさんの観るべき施設があるので、バスの中でそれらを説明してくれます。3時間と長丁場ですが、まったく飽きることのない時間を提供してくれます。
各施設の入場料
- ドォオーモ €3
- スカラ座 €9
- 最後の晩餐 €12.0
- その他無料
ここだけみるとオプショナルツアーの値段€116と比較するとかなり割高に感じます。しかしながら、この差を補う利点があるのです。
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「最後の晩餐」のチケットは争奪戦
最後の晩餐は15分間隔の交代制での見学であり、人数もとても制限されます。つまり1日に見学が可能な総人数はかなり限られるわけです。したがって、そのチケットは争奪戦です。一般予約から希望日にとるのは至難の技です。
僕の場合は、せっかくミラノに行くのだから絶対に「最後の晩餐」はみたい!! その一心で色々探したところ、唯一希望日にチケットを確保できる方法がオプショナルツアーだったわけです。もし、一般のweb予約で最後の晩餐のチケットがとれない場合は、あきらめずにオプショナルツアーも検索しましょう。
“チケット買い”の待ち時間がなし
当然といえば当然ですが、オプショナルツアーの場合、チケット売り場に並ぶことはありません。例えば、ドォオーモはものすごくこんでいるので、チケットの購入から入場まで1時間以上かかることもあるようです。
実際、僕らが訪れたときも、チケット売り場はものすごい人ごみでした。その横を僕らはスーッと中に入って行くことが可能でした。
ちょっと申し訳ないくらいでしたが、スカラ座でもそうでした。最後の晩餐は15分毎の交代制なので、その待ち時間がありましたが、15分前後で、全然たいしたことはないです。
短い自由時間の中で効率よく周りたい場合は、チケット待ちの時間のロスは致命的です。忙しい人ほど、こういったオプショナルツアーは便利だと思います。
迷わない、スラれない
みなさん、ミラノを歩くのは初めてでしょうから、地図orスマホを片手にうろうろする事になります。そうすると、観光客感が丸出しです。道に迷う事もあるかもしれません。
ヨーロッパの観光名所や駅では、スリがその辺をうろついているので注意が必要ですが、ある程度団体で行動しているとスリ被害の確率も大きく下がると思います。
また、ドォオーモ広場ではミサンガを売りつけてくる黒人がいます。数人で行動しているときは来ませんが、一人でうろつくと寄って来ました。
もし、一人で歩くようならヴィットリオ・エマヌエレ2世ガッレリア(ドォーモ横にあるアーケード街)では、特に注意が必要です。“ジプシー”と呼ばれるスリ集団がいます。カバンは自分の身の前の方にかけるようにしましょう。ジプシーのスリのプロ集団です。くれぐれも注意しましょう。
参加方法とツアーの集合場所
web経由でVELTRAからツアーを申し込みます。予約が確定しますとバウチャーが発行されますのでそれを見せればOKです。念のためプリントアウトも持参した方が良いかと思います。
ZANI VIAGGIオフィス前に集合です。観光バスがいるはずのでわかりやすいかと思います。スフォルツェスコ城からすぐです。観光拠点の駅であるカドルナ駅からも徒歩圏です。
ドォオーモ
いわずと知れたミラノの象徴。外見は細部にわたる彫刻と歴史を感じる壁の風合い。そして、サイズ感も相まってもの凄い存在感を感じます。
内部は一転して、礼拝堂としての静かなで落ち着いた雰囲気をもっています。また、ステンドグラスがとても美しく、その一つ一つに意味が込められているそうです。
一番感動したのは、床の大理石の凹凸。白色の大理石は他の色のものよりや若いらしく訪れた人々の足により徐々に削られていくそうです。長い年月により作られた白の大理石部分の凹みを靴越しでも充分に感じとることができます。
ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガッレリア
ドォオーモ広場から続く、アーケード街。プラダの本店があり、改築に関する資金はプラダが負担したとのこと。日本の銀座的な立ち位置でしょうか??日本のディズニーランドにアーケードがありますが、そのモデルになっている場所です。
アーケードの入り口
たくさんの観光客で賑わっています。お店の前にダベッているような人たちはジプシーと呼ばれるスリ集団で注意が必要。
スカラ座
1778年に落成された、オペラ劇場。毎年、初回上演のチケットはプレミアムが付きとてつもない価格になるとか。その日は街をあげてのお祭りのような状態になるそうで、初回の講演を観劇することは一つのステータスになるそう。(ガイドさん談)
スカラ座 外観
客席からステージに向かって撮影。音楽隊のリハーサル中でした。
サンタ・マリア・デッレ・グラッチェ教会
最後の晩餐はこの教会の修道院の食堂に壁画として描かれている。本当に普通の教会であり、サイズ感もそんなに大きくない。
外観
教会の前は広場になっており、子供達がストリートサッカーをしていたのが、いかにもイタリアらしい。ちなみ教会の壁にバッチバチにボールを当てていた。
最後の晩餐
前述の通り、サンタ・マリア・デッレ・グラッチェ教会の横の食堂の壁に描かれているレオナルド・ダ・ヴィンチ作の壁画。テンペラ技法が用いられているため、非常に劣化しやすい状態である。1498年の完成後に何度も補修作業が施されている。
しかし、その補修が仇となった部分があり、もともとなかったものが書き足されたり、元画の質を失うことになったようです。1977年から20年以上の歳月をかけて、大補修作業が行われました。この補修はそれまでの補修とは逆に、追加で塗られた部分をできるだけ除去し、オリジナルの部分を復活させることを目的とした。実際、近くで目にするとものすごく淡い絵となっています。
教会、食堂共に第二次世界大戦で爆弾が落ち、大きなダメージを受けたが、最後の晩餐が描かれた壁は奇跡的に無事であった。なんとか状態を保って後世まで残していただきたいですね。
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