説得力のあるプレゼン資料にするための3つのコツ

聴衆と納得させるためには、プレゼンの資料の中に”説得力”を込める必要があります。説得力のあるスライド資料にはいわゆる型というものがあります。

重要な要素は”対比”、”統計的処理”、”引用” の3点です。

今回は最低限押さえておきたい3つのコツを解説します。

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対比で記述

ここは鉄板です。

AとBを比較して、良い方がどちらかと比べる方法ですね。

学術的な発表では必ずこの形式をとります。

 

また、講演や勉強会では、どちらかというと先進的な方法について話しをする機会が多いですが、その場合も従来の(古い)方法と比較しながら話しを進めた方が説得力が増します。

話しの構成としては、”従来法ではこのくらいでした。” ”新しい方法ではこのくらいできます” という流れで話しをするのが良いと考えます。

対比

例えば、次のようなストーリーは簡単におもいつきます。

  • 薬剤A vs 薬剤B    価格が同じくらいで効能を比較。
  • 撮像方法A vs 撮像方法B    検査時間が同じで画質比較。

 

ここで一つポイントがあって、対比する二つの方法の中で同様の部分を設定することです。

上記で言えば、薬剤については”価格”とか、撮像方法については”検査時間”ですね。

変数が多くなれば、比較するのが大変になりますし、”長き検査で画質が良いは当たり前でしょ??” というツッコミを回避することができます。

 

そしてもう一つ気をつけたいことを紹介します。

従来の方法は、その時のトレンドに乗った方法を行っておくことです。

医療は日進月歩で、その時期、その時期のトレンドが存在します。それを常に追っておく必要があるわけです。

トレンドから遅れたとても古い方法と最新の方法を比較しても、新しい方法の方が優れていることは明白なので

”そりゃそうでしょ。。。” で、終わっています。

これを避けるために、学会、研究会、文献などで、最新情報を常にアップデータしておく必要があります。

 

統計的な処理を記述

AとBを対比したときに”なんとなくこっちの方が良い”では説得力に欠けます。

”確実にこちらの方が良いですよ。”と言い切るために統計処理を介して比較を行います。

”有意差あり”、”有意差なし” と言います。

では、自分の検討にどういった統計処理を使えば良いか、というのを判断するのは結構難しいです。

医療統計は難解な部分が多く、この分野だけで飯がくっていけるほどです。

僕のあっさ~い知識では限界がありますが、本ブログでも最低限の部分はまとめたいと思います。

グラフ

一番は統計に詳しい人に最初から相談するのが良いとは思います。

ですが、なかなか難しいので、そんな時にのために以下の方法を紹介します。

それは、自分の検討と同じ様なことをしている論文を探して、それを参考にすることすることです。

Pubmed (英語論文)や、J-STAGE(日本語論文)で検索すると無料でダウンロードできる論文が結構あります。それを参考にするのです。

その論文から統計処理の部分を読み進めていきます。チェックするべき項目は以下の通りです。

  • 比較グループの数(群数)
  • 症例数(n数)
  • 評価している項目

この3項目が似通った論文で使われている統計処理を参考にすると良いと思います。

”まずは人の真似から入る” 

これは上達の近道だと思います。

 

引用を記述

スライド資料作成では既存の文献などからデータを引用する機会も多いかと思います。

その場合データの引用もとはスライドの下の方に記述しておいた良いと思います。

そうすると、”ちゃんとしたところから引用しているんだな” という印象を持ってもらえます。

その際の文字の大きさは小さくて構いません。論文タイトルはとても長いので小さくしないと入りきらないでしょう。

論文には最後に引用した文献を一覧で記述しますが、その場合は、雑誌ごとに書式が決まっており、それ通りに記述することを求められます。

しかしながら、学会や講演の場合はこの限りではなく、ある程度省略した形で記述しておけば良いと思います。

聴衆がwebで検索した場合にしっかりとヒットするだけのデータ量があればお問題ないと考えます。

引用

引用する文献ですが、やはり有名な雑誌 = インパクトファクターの高い雑誌の論文の方が説得力があります。

自分の分野のハイエンドな雑誌はどれかを押さえておいた方が良いでしょう。

文献の検索ですが、無料でダウンロードできるものは限られていますし、市中病院では有料の論文をダウンロードできる環境を整備しているところは少ないです。

どうしても参考にした文献がある場合は大学病院勤務の方にお願いするのが手取り早いです。大学病院は研究機関でもあるのでそういった環境が整備されています。

日頃からこういったツテを作っておくと言うのも必要な仕事です。ですが、これは”どうしても”って時の最終手段なので、頻繁使うのはご法度です。仲が悪くなってしまいます。

 

ということで、今回は説得力のあるプレゼン資料作成のコツについて解説いたしました。

少なくとも言えることは、統計が得意な人と大学病院勤務の人とは仲良くしておきましょう。

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