シンプルなプレゼンを構築する上でとても参考になる書籍を紹介します。
ガー・レイノルズ氏著 ”シンプル・プレゼン” です。
同氏の著書 “プレゼンテーションZen”は世界20カ国以上で発売され、30万部以上の大ベストセラーになっています。
今回ご紹介する”シンプル・プレゼン”は、その通りシンプルなプレゼンを行うためのテクニックが満載です。
では、読んでみた感想をまとめます。
ガー・レイノルズ氏とは??
アメリカ出身。企業や大学でプレゼンテーションのセミナーなど行なっているそうです。
住友電気工業に勤めていた経験があり、その時から20年以上、日本に在住されています。
スティーブ・ジョブス流のプレゼンテーションに日本の”禅”を融合させた”世界で最もシンプル”なプレゼン方法を提案しています。
もちろんプレゼンターとしても有名で様々な企業にプレゼンテーションの講師として招待されているようです。

まずはDVDを.
本書を開くとまずDVDが入っています。
80分とかなりのボリュームのDVDですが、まずこちらと観ることを強くおすすめします。
これを観れば本の内容はほぼ網羅されています。
なにより感動するのは、ガー・レイノルズ氏のプレゼンの凄さです。
シンプルなスライド資料、ボディランゲージを多分に含めた口演、
そして、笑いをとるユーモアのセンス。
良いプレゼンに必要なすべての要素を満たした内容のDVDで、これだけで充分もとが取れた感じです。
やっぱり、”笑い” を時々挟むの重要だな~、と感心するとともに、
”良いプレゼン” とはこういうものなのだな、、、、と、妙に納得させられました。
イントロ、準備、デザイン、話し方、応答、の5部で構成されており、
それぞれに具体的な方法が提案されております。
書籍の方はDVDの内容をトレースしていく形をとっており、
上段にDVDでの講演で実際に使用したスライド資料、下段にその説明という作りです。
文字で丁寧に解説がかかれておりますので、DVDの内容を復習するのには、
とても便利な作りとなっています。
そんなに文章の多い本ではありませんが、読むのにそれなりの時間がかかりました。
プレゼンに関するかなりコアなことが書かれているので、
理解や納得するために図しっかりみたりと、労力にいるものでした。
その分しっかりと勉強になる書籍です。
スライドはまずアナログで。
本書でもっとも感銘を受けた部分はここです。
スライドの構想はまずアナログで行うべきだそうです。
ちなみに、著者は ”フセン” を使うとのこでした。
フセン一枚 = 1スライド
まずは、ばあーっと並べて、自由に入れ替えたり、排除したり。
ある程度、構想が固まったらパソコンに向かうそうで、
構想が固まらないうちはパソコンを前にしないそうです。
あくまでアナログで。
無印良品に売っている、コマ割りのノートです。
100円くらいだったかな??とてもリーズナブルな値段です。
これもスライドの構成を考えるのに便利なルールですね。
自分の経験でもパソコンで作業しながら、アイデアがでなくなって煮詰まったりなど、
思い当たる節があります。
そんな時は、一度その作業から離れるのですが、
たしかに、パソコンでの作業中に解決した試したはないかも。
ぼーっとしていたり、何か別の作業中だったり、移動中だった。
そんなときに ”パッと” ひらめいたりするものです。
面白いプレゼンにするためには、構想がとても大事だと思うので
自分も、完全アナログでの構想作りをぜひ実践してみようと思います。
ということで、今回はオススメ著書 ガー・レイノルズ氏 ”シンプル・プレゼン”にてのご紹介でした。
