みなさん、”プレゼン力”って大切ですよね。スライド資料にたくさんの時間を使って、頑張って綺麗に作っても、うまく聴衆に伝えることができなければ、元も子もありません。急速にプレゼン力を上げる魔法の方法が一つだけあります。もちろん自分で経験しました。
自分でもビックリするくらい、その後のプレゼンがやりやすくなりました。それが TEDS形式プレゼン です。これヤバイですよ。一気にプレゼン力UPですよ。
TEDS形式プレゼンとは
まずは動画を。
このように身一つで、聴衆の前に立ってプレゼンを行います。
僕も一度だけ、人前でこの形式でプレゼンさせてもらいました。たしか、400人くらいの前だったと思います。とてもすごいプレッシャーを感じました。
演台がないので全身見られます。。。
スポットライトと突き刺さる聴衆の視線。。。
目の前に自分のPCはないので、内容は完全暗記が必要。。。
でも、これを経験して、プレゼン力がグッと上がりましたし、他の演者の方々も素晴らしいプレゼンばかりでとても勉強になりました。
やってみて一番の違いを感じたのが聴衆との距離感が近い感じがしました。物理的ではなく、心理的な距離感が近い感じ。たしかに、普通に会話するとき演題なんてないですもんね。
”演題”というのは物理的にも心理的にも壁を作ってしまうのかもしれませんね。それをとっぱらって、身一つになってみると、プレゼンする方も”覚悟”が生まれますし、聴衆の集中力もグッと上がる気がします。
実際、聴衆からの ”面白い話を聞かせろよ” というオーラーをひしひしと感じました。なので、こちらもとてもやりがいを感じました。プレゼンは一方通行になるより、コミュニケーションとして機能した方が、有意義な時間となります。
演者、聞き手の両方とも相当なパワーを使いますから、その時間が有意義なものになるのはとても良いことです。なので、院内の勉強会など、TEDS形式のプレゼン試してみてはいかがでしょう??
おそらく質疑も活発なって、楽しい勉強会を作れる気がしますし、若手の育成にも約立つと思います。一石三鳥の効果が期待できますね。
全身を使うTEDS形式
TED形式では全身を使いますから、体の使いかたも重要です。聴衆はプレゼンを”観に”来ていますから、惹きつけるためのボディランゲージは必須です。とくにTED形式では演台のしばりがないので、歩き回ってもいいわけです。ぼくは緊張してそこまでできませんでした、、、次の機会はトライしてみようと思います。
では、こちらの動画を。
マイクロソフトの元最高責任者 スティーブ・バルマー氏のプレゼンです。
ここまでやると警察を呼ばれる危険すら感じますが、演者のパワーのすごさは感じます。聴衆のパワーに決して負けてはいません。自分のパワーで押し返す必要があります。
色々なセミナーなどにも参加する機会がありますが、”面白かったな〜”と記憶に残っているのはプレゼンターがあちこち歩き回っていた印象があります。少なくとも演題にじっとしがみついている感じではなかったですね。
全身に気をまとえ
とういことで、TEDS形式では立ち振る舞いも重要な要素になります。なので、自分の全身に気をまとうようなイメージをもって臨みましょう。
これまで様々な方々のプレゼンを拝聴しましたが、話し始めるまえの立ち姿でこの人の話しは面白そうだな、と感じることがあります。そして、それはだいたいの場合は正解となります。
それが場慣れなのか、元来その方が持ち合わせている力なのかはわかりませんが、そういった”気”を身にまとえるようになれば、一人前のプレゼンターではないでしょうか??
ぜひプレゼンが終わった後に聴衆に感想を聞いてみましょう。できれば録画して自分で観てみるもの良いでしょう。ぼくも”気”をまとうのには、まだまだ修行が必要です。話しがドラゴンボールのようになってきました。
TEDS形式のプレゼンは、プレゼン内容、話し方、身振り手振りと多くのことを準備する必要があります。そのため、事前の練習には相当な時間がかかるわけです。そして、かなりのプレッシャーの中での本番。結局、そういった負荷がプレゼン上達の特効薬なのかもしれませんね。
実際、プレゼンの上達は場数も大切です。はじめから上手な人は見たことがありません。みんな総じて緊張するし、噛んだりもするし、失敗だってします。僕も今だに”失敗だったかな〜、、、”と思ってしまうことも、もちろんあります。
ともあれ、何事も前向きにトライすることが大切だとおもいます。やったことがないなら、一度は経験してみるべきです。TEDS形式のプレゼンは一度は体験して損はないです。ぜひ、楽しみながらやってみてください。